光輝いてるリンゴドクガ
植物研究家 吉川益夫
調査場所 鹿児島県曽於市
調査日 2024.6.7
▼パートナーが「庭に珍しい幼虫がいるよ」と言うので飛んで行った。
見たことのない白色の毛むくじゃらの幼虫がいるではないか。光り輝いてるように見える。何だろう?どっちが前だろう?しばらくしたら顔らしいのが見えた!顔を何とか確認できたのでまず前と後が確認できた。
▼何の幼虫だろうか?調べたらリンゴドクガ(林檎毒蛾)のようだ。我が家にはリンゴはないのに、何故いるのだろう?調べて納得です。
※名前の由来:リンゴの葉などを食害し、果樹園に大きな被害をもたらしたことから
※食草は、バラ科(リンゴ、ナシ、サクラなど)、ヤナギ科(ヤナギ、ドロノキ)、ブナ科(クヌギ、コナラ)など
▼名前がドクガとなっているが、調べたら毒はないとのこと。好奇心が強いのか毛を触りたくなった。触ったら柔らかくて気持ちが良い。
▼毛が白いので、見やすくするため黒い物の上に移す。挟んで動かしたら、丸くなり動かなくなった。死んだのかな?いや生きている!
おや、白い塊が見える。毛束(毛の集まり)というらしい。赤矢印の毛束(毛の集まり)を拡大してご覧下さい。毛の集まりであることが分かります。
▼幼虫は成長するにつれて、黄白色、白色、赤紫色、茶褐色と毛の色が変化するとのこと。これからも毛色は変化するのだ。幸いなことに今回の色が最も綺麗だったのでは!
最後に、成虫はどんな美しいものだろうと思っていませんか?私は当然調べましたが、期待外れだったので報告しないことにします。最後までお付き合い頂き有り難うございました。
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